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新卒採用をめぐる三つの疑問と解決策

城繁幸

城繁幸 「Joe's Labo」代表取締役

 よく、新卒採用について質問される。なぜあんなに早くに始まるのか、なぜダラダラ続くのか。そして、なぜ今年は過去最低の内定率を更新したのか。今回はそれらについて簡単に説明してみたい。

(1)なぜ就活はどんどん早くなるのか

 この市場における売り手は非常に変わっていて、というかかなりいい加減で、先に自分自身の売買契約が成立してしまうと、その後の市場参加は極めて不活発になるという特徴がある。まあ、大学最後の一年、内定決まったら暑苦しいスーツなんぞ脱ぎ捨てていっぱい遊びたいという気持ちもよくわかるけれども、これは買い手としては無視できない傾向である。というわけで、買い手は常に先手を打って買い取り交渉に臨もうとし、年を経るごとに採用活動が早期化するわけだ。

 逆に言うと、先ごろ採用活動の先延ばしを提言した商社は、それだけ新卒市場において圧倒的なブランド力を持っているということだ。彼らは後からスタートしても、十分に優秀層にアプローチできると踏んでいるのだろう。

(2)なぜ、就活は長期化するのか

 ところで、この市場は、非常に規制の多いゆがんだ市場でもある。 ・・・ログインして読む
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筆者

城繁幸

城繁幸(じょう・しげゆき) 「Joe's Labo」代表取締役

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表取締役。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種メディアで発信中。代表作『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』『7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想』等。

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