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メディアに求めたい前向きな報道姿勢

武田洋子

武田洋子 三菱総合研究所チーフエコノミスト

 新年早々、久しぶりに明るいニュースが全国を駆け巡った。児童養護施設などに匿名で送り物をする「タイガーマスク運動」である。

 そもそもは、昨年末のクリスマスに前橋市の児童相談所前にランドセルが置かれたのがきっかけであるが、それが年明けて一段と広がりをみせた。少しでも役に立ちたい、匿名でよいから善意を伝えたいと願う国民がこんなにも多いのかと、嬉しく、そして日本を誇りに思う気持ちが沸いた。

 思えば昨年は、経済関連では、円高、若者の就職難、足りない年金・財源、社会関連では、厳しい保育・介護環境、無縁社会、過疎化する地方、そして肝心の政治関連でも、政治とカネ、そして党内ゴタゴタ話と、テレビや新聞、あるいはネットをみているだけで暗い気持ちになり、ときには情けなくさえ思うニュースが目立った。

 これでは人々の気持ちは明るくなろうにもなれない。

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筆者

武田洋子

武田洋子(たけだ・ようこ) 三菱総合研究所チーフエコノミスト

【退任】三菱総合研究所 政策経済・研究センター チーフエコノミスト。東京都生まれ。ジョージタウン大学公共政策大学院修士課程修了。94年に日本銀行入行後、海外経済の分析、外貨準備の運用、内外金融市場のモニタリング・分析、外国為替市場における平衡操作担当などを歴任。09年4月より現職。専門は国際金融、マクロ経済、公共政策。

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