原田泰
2011年03月31日
◇これは美談ではないか◇
もはや多くの人が忘れてしまっただろうが、前原誠司外相が、在日韓国人からの25万円の政治献金で外相を辞任した。報道されたところによると、前原氏を少年時代から知っている近所の焼き肉店の女性店主は、「前原さんの家庭は貧しく、苦労して議員になったので応援したかった。在日の献金がダメだとは知らず迷惑をかけた」と語ったという。事実がこれだけなら、美談ではないだろうか。
また、25万円の寄付で有力政治家を辞任に追い込むことができれば、悪用される危険もある。左派の在日韓国人が右派の政治家に寄付をして、わざと辞任させることも可能になる。しかも、税額控除制度によって、ほとんどの寄付金が還付される。コストをかけずに嫌いな政治家を辞任に追い込めることになる。
これは民主党だけの問題ではないはずだ。実際、
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