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 政権交代が実現してからすでに1年半以上が経過している。筆者を含め多くの国民が1955年以来、事実上初めてになるこの本格的政権交代に強い期待を持っていた。筆者は政権交代の1年以上前、「政権交代」という本を出版しその必要性を訴えていたので、特にその期待は大きかった。

 しかし、今までのところその期待は裏切られたとしか言いようがない。いったい、何か変わりどこか改善されたのか。確かに子供手当ては新設され、高校授業料の無料化は実現されたが、いまや財源問題からその見直しが議論されている。

 問題は多岐にわたるが、最大のネックは民主党が野党メンタリティーから抜け出せず、与党として行政を仕切れていないことだと筆者は思っている。野党のときに反官僚をスローガンとして掲げていたことは、ある意味では当然のことだったのだろう。

 しかし、

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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