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 悲観的にみれば、だれがやっても、どうにもならないようにみえる。また、鳩山、菅氏のように不人気政権で1年程度を過ごすだけなら、だれにでもできるようにみえる。

 しかし、冷静に考えれば、話は違ってくる。政治が曲がりなりにも機能していくためには、国民生活にとってきわめて重要な政策課題に立ち向かわねばならない。東日本大震災からの復興、原発大事故の処理とエネルギー政策の見直しが、そうした当面の最重要課題だ。また、「社会保障と税の一体改革」は、中長期の課題にみえるが、取り組みは待ったなしで、ここから逃げることは政治の責任放棄である。

 これら差し迫った課題を解決するために前進することが、「新しいリーダーの条件」である。とすれば、次期首相にふさわしい人物とはだれか。

 結論からいえば、

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

ジャーナリスト、上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で取材。論説委員、編集委員を経て2014年から現職。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)

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