メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

原発か、自然エネルギーかの二者択一を越えよ

原田泰

原田泰 原田泰(早稲田大学教授)

◇CO2排出量と買取り価格を体系的に◇

 原発を使わないなら節電か自然エネルギーだと考えると実際的な解決策がなくなってしまう。クーラーを使えないのも、自然エネルギーで電力料金が5倍になるのも困る。しかし、原発の代替策は、節電や自然エネルギーではなくて火力である。なぜ多くの人が、難しい代替策しかないように思わされてしまうのかがよく分からない。

 私としては、原発の代替策は火力、より具体的に言えば、ガスタービン発電の排気で蒸気を作成し、蒸気タービン発電を行い、さらに排熱を供給する熱電併給のコンバインドサイクル・コージェネレーション発電システムだと訴えてきたので、朝日のような有力なメディアが、火力が、少なくとも中期的には有益な代替手段であると論じてくれたことを歓迎したい。「原発か、自然エネルギーかという二者択一では、結果的に脱原発が進まない。様々なエネルギー源への目配りが必要だ」という指摘は貴重なものと思う。

 ただし、 ・・・ログインして読む
(残り:約998文字/本文:約1408文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

原田泰

原田泰(はらだ・ゆたか) 原田泰(早稲田大学教授)

 早稲田大学教授。1974年東京大学卒業後、同年経済企画庁入庁、経済企画庁国民生活調査課長、同海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長などを経て、2012年4月から現職。「日本はなぜ貧しい人が多いのか」「世界経済 同時危機」(共著)「日本国の原則」(石橋湛山賞受賞)「デフレはなぜ怖いのか」「長期不況の理論と実証』(浜田宏一氏他共著)など、著書多数。政府の研究会にも多数参加。

原田泰の記事

もっと見る