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裏には日韓送電線接続があるのか

一色清

一色清

 ソフトバンクの孫正義社長が打ち出した大規模太陽光発電所(メガソーラー)など自然エネルギーへの転換構想は、これからの日本のエネルギー政策に大きなインパクトを与えるだろう。

 日本では、原子力を将来の中核に据え、地域独占で発送電一体の現在の電力体制を守ろうとする既得権集団の力が強い。これだけの原子力災害に遭い、世論の大半が脱原発や発送電分離を支持してもなお、現状を変えることができるという確信が持てないほどだ。

 そうしたときに孫社長のようなパワーと資金のある人が行動を起こす意味は大きい。「次のビジネスの種を見つけてはしゃいでいる」といった孫社長の行動に対する批判ややっかみは無視すればいい。ビジネスが根っこにあるから現実味があるのだ。

 ただ、「自然エネルギーが原子力発電所の発電量を代替するのは、10年やそこらでは無理で、その間どうするのか。しかもコストが高いため電気代が上がる。それでもいいのか」という批判には答える必要がある。私は、その答えとして孫社長は日本と韓国の送電線を結ぶことを考えているのではないか、と思っている。

 6月20日、孫社長は、講演で訪れたソウルで韓国の李明博大統領に会い、自然エネルギー開発に向けて日韓の技術協力を進めるよう訴えた。そして、

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筆者

一色清

一色清(いっしき・きよし) 

【退任】週刊紙「アエラ」前編集長。1956年生まれ。78年朝日新聞社に入り、経済部記者、「アエラ」編集部員などを経て、2000年「アエラ」編集長。beエディター、出版本部長補佐などを経て、08年10月から「報道ステーション」コメンテーターを務めた。「アエラ」副編集長時代には、中吊り広告下の一行コピーを担当。2012年1月まで「WEBRONZA」編集長。

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