【退任】週刊紙「アエラ」前編集長。1956年生まれ。78年朝日新聞社に入り、経済部記者、「アエラ」編集部員などを経て、2000年「アエラ」編集長。beエディター、出版本部長補佐などを経て、08年10月から「報道ステーション」コメンテーターを務めた。「アエラ」副編集長時代には、中吊り広告下の一行コピーを担当。2012年1月まで「WEBRONZA」編集長。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
一色清
民主党の代表選挙は次期首相を選ぶ選挙だ。その代表選挙が近づいてきているようで、何人かの立候補予定者の名前が取りざたされている。選挙の争点は、増税の有無だという。当面は、10兆円規模が予想されている第三次補正予算案の財源の裏付けに増税をするかしないかが論点のようだ。
この財政再建を巡る議論は、世間の論客も含めて自民党政権末期からずっと続いている。増税派は、「これ以上財政が悪化すると国債が暴落して日本経済がめちゃめちゃになる可能性がある」と言い、非増税派は、「こんな不景気な時に増税を約束すると日本経済がめちゃめちゃになる。大事なのは成長で成長すれば税収が上がり財政再建につながる」と言う。「国債発行は善か悪か」といった国の存立に関わる大論争の趣だ。
ただ、私の見るところ、
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