メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

どうしても来る1ドル50円時代

浜矩子

浜矩子 同志社大学大学院教授(国際経済学)

 どうしても来る1ドル50円時代。筆者にはどうしてもそう思える。

 円高肯定論への疑念と忌避の論調は世に多い。その気持ちは解る。だが、問題はそれを肯定するか否定するかではない。どうしても来るものを否定しても始まらない。その時何がどうなるかを考えることに意味がある。

 なぜ、どうしても来る1ドル50円時代なのか。理由が二つある。その一がバランス要因、その二が歴史要因だ。

 バランス要因とは、要するにドルが安くならなければ地球経済的なつじつまが合わないということである。

 今の地球経済は、基本的なところでバランスが大きく崩れている。キリギリス陣営とアリ陣営に二極化してしまっている。キリギリス陣営は、事実上の一人部屋だ。そこに住み着いている超メタボ・キリギリスがアメリカである。

 メタボ・キリギリスはカネの借り過ぎ、使いすぎ。モノの買い過ぎ、作らな過ぎだ。一方のアリさん陣営には ・・・ログインして読む
(残り:約1567文字/本文:約1953文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!


筆者

浜矩子

浜矩子(はま・のりこ) 同志社大学大学院教授(国際経済学)

同志社大学大学院ビジネス研究科教授。エコノミスト。専門は国際経済学。1952年8月3日東京都生まれ。1975年一橋大学卒業、三菱総合研究所入社。90年より98年まで同社初代ロンドン駐在員事務所長。帰国後、同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て2002年10月より現職。「グローバル恐慌~金融暴走時代の果てに~」(岩波新書、2009年)、「ユーロが世界経済を消滅させる日」(フォレスト出版、2010年)など、著書多数。

浜矩子の記事

もっと見る