山下一仁
2011年08月25日
民主党の代表選が29日に行われる予定だ。ここにきて候補者が続出しているが、水面下では候補者の一本化を進める動きもあるとされ、予断を許さない情勢となっている。その中で、鹿野道彦農相が意外に健闘している。来年9月にまた代表選があるので、そのつなぎの総理・代表候補者として、党内の支持が得られるというのである。政治経験も豊富で、人柄も誠実なうえ、菅、小沢と等距離になる中間派というのも有利だ。
第一に、米の政府買入れによる米価維持である。民主党政権になってから、農協の度重なる要請にもかかわらず、赤松、山田の2大臣は米の政府買入れを拒否してきた。民主党の戸別所得補償は、実際の米価が下がっても農家への保証価格との差は必ず補てんするというものだから、農家にとっては米価が低下しても影響はない。
しかし、
有料会員の方はログインページに進み、デジタル版のIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞社の言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください