メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

ユーロ=ゼロへのカウントダウン

浜矩子

浜矩子 同志社大学大学院教授(国際経済学)

 ユーロ相場がきりもみ状態だ。ユーロ安はどこまで進むか。それを考えた時、次の関係が頭に浮かんだ。1ドル=50円なら、その時、1ユーロ=70円。概ねこんな感じが妥当なところかなと思う。

 ただし、これはユーロがゼロ円になってしまわない場合の話だ。現下の混迷の果てにユーロ消滅の時が来るようであれば、その時の通貨的風景は、また一味違ったものになって来る。だが、ここではひとまずのユーロ存続を前提にしておこう。あまりあてにすべき前提だとは、決して言えないと思う。あくまでも、状況整理のための仮置き前提だ。

 1ドル=50円で1ユーロ=70円なら、1円はいくらか。いうまでもなく、1円=0.02ドル、そして1円=0.014ユーロとなる。つまり、100円=2ドルで100円=1.4ユーロだ。さて、ここで日本が100分の1のデノミを実施すればどうなるか。 ・・・ログインして読む
(残り:約1160文字/本文:約1529文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!


筆者

浜矩子

浜矩子(はま・のりこ) 同志社大学大学院教授(国際経済学)

同志社大学大学院ビジネス研究科教授。エコノミスト。専門は国際経済学。1952年8月3日東京都生まれ。1975年一橋大学卒業、三菱総合研究所入社。90年より98年まで同社初代ロンドン駐在員事務所長。帰国後、同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て2002年10月より現職。「グローバル恐慌~金融暴走時代の果てに~」(岩波新書、2009年)、「ユーロが世界経済を消滅させる日」(フォレスト出版、2010年)など、著書多数。

浜矩子の記事

もっと見る