浜矩子
2011年10月04日
ユーロ相場がきりもみ状態だ。ユーロ安はどこまで進むか。それを考えた時、次の関係が頭に浮かんだ。1ドル=50円なら、その時、1ユーロ=70円。概ねこんな感じが妥当なところかなと思う。
ただし、これはユーロがゼロ円になってしまわない場合の話だ。現下の混迷の果てにユーロ消滅の時が来るようであれば、その時の通貨的風景は、また一味違ったものになって来る。だが、ここではひとまずのユーロ存続を前提にしておこう。あまりあてにすべき前提だとは、決して言えないと思う。あくまでも、状況整理のための仮置き前提だ。
1ドル=50円で1ユーロ=70円なら、1円はいくらか。いうまでもなく、1円=0.02ドル、そして1円=0.014ユーロとなる。つまり、100円=2ドルで100円=1.4ユーロだ。さて、ここで日本が100分の1のデノミを実施すればどうなるか。
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