2011年12月03日
11月25日の東京株式市場で日経平均株価が一時8345円をつけ、4営業日連続で年初来安値を更新した。リーマン・ショック後の2008年10月につけた6995円の最安値も視野に入ってきた。
アメリカの株価も下がってはいるが、2009年3月につけたニューヨークダウの最安値、6440ドルと比べると、11月25日の安値の1万1193ドルは、75%も高い水準になっている。
欧州危機の拡大が日本の株式市場下落の原因と言われるが、欧州危機の影響を受けているのはアメリカも同じだ。なぜ日本の株価だけがずるずると下げ、89年末につけた最高値の5分の1に低迷しているのだろうか。
最大の理由は、日本人が株を買おうとしなくなったことだろう。「貯蓄から投資へ」という政府の掛け声にもかかわらず、日本人の株式投資はまったく増えていない。
日本銀行の『資金循環の日米欧比較』(2011年9月27日)によると、
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