メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

2012年の経済、新聞記者の「悲観論」

 国際機関やシンクタンクのエコノミストたちによると、今年の日本経済は東日本大震災の復興需要が本格化してくるので、成長率が高まってくるそうだ。一方、海外はといえば、欧州経済に対する悲観論はまだ根強いものの、米国経済については最近、楽観論が増えてきたようだ。そして中国経済はまだ当分強い、というのが共通した見方になっている。

 だが、果たしてそう順調にいくのだろうか。私は少し悲観的だ。

 新聞記者は経済の先行きに悲観的になりがちだと、よく批判もされる。それは経済が悪い方が記事になる事象が生まれやすいとか、当たったら「その通り」とほめられ、外れても好況なので批判もされない立場になるからだとか、そんな説明がされている。確かにそういう心理にならないとは言い切れない。

 だが、記者が誰でも、そしていつもそうだったかと言われると、それは違うと言いたい。

 90年代後半の日本の金融危機の局面では、私も含めて多くの新聞記者がむしろ楽観的に事態をとらえすぎた。現実はずっと悪い展開をみせ、我々は見立てを間違えたというのが実態だ。日本経済は悲惨な経路をたどり、 ・・・ログインして読む
(残り:約734文字/本文:約1204文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!