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格差社会になった日本、貧困率はフランスやオランダの倍以上

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

 日本はかつて格差の少ない中産階級の国として極めて「平等」な国であったといえる。表1は1970年度の国民生活白書だが、1958年にはすでに72%が自らを中流だと意識し、高度成長によっても中流意識は減少するどころか増加していったのだ。1969年には全人口の89%が自らを中流だと意識し、しかも全体の52%が中の中だとしているのだ。高度成長のプロセスで所得分配は平等化し、1970年代に入ると所得のばらつきは著しく小さくなったのだった。

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 しかし1980年代に入ると

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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