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 年内解散、総選挙が決まった。そして、現在の世論調査から見る限り、民主党は敗北し野田佳彦総理は降板となる。総理就任が2011年9月2日だから、1年4ヵ月弱の総理大臣だった。前任者の管直人は1年3ヵ月弱、鳩山由紀夫は9ヵ月弱、麻生太郎は1年弱、福田康夫は1年、安倍晋三も1年と、小泉純一郎が2006年9月に交代してからほぼ毎年総理大臣が変わっている。

 総理大臣が1年で交代だから閣僚の任期はさらに短い。2006年9月安倍内閣になってから財務大臣は10人目ということになる。平均在任期間は7.4カ月である。

 社長が1年ごとに交代し、財務担当の役員が8ヵ月ごとに変わるということは企業ではありえないことだ。こんな短い任期では経営ができないからだ。ということは総理大臣も財務大臣以下の閣僚たちも政治・行政を仕切っていない、あるいは仕切れていないということになる。

 それにしては、 ・・・ログインして読む
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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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