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 過去10年近く平均10%前後の成長率を達成していた中国経済が大きく減速し始めている。

 2013年第一四半期の成長率は7.7%、2013年全体のそれは7.5%程度になると予想されている。総額130兆円を超えるというシャドーバンキングが問題になり、不良債権問題が大きなネックになる可能性が出てきているのだ。

 中国経済が一気に崩壊することはないにしても、今までの高成長のゆがみが次第に顕在化していく可能性は低くない。加えて、2013年からは習金平・李克強体制に移行。その権力基盤はまだまだ脆弱だと言われている。

 常務委員人事を巡っては胡錦濤と江沢民の間で激しい権力闘争が展開されたようで、太子党の習金平と共青団出身の李克強との間にも若干の溝があるようだ。いずれにせよ経済成長が大きく減速する中で新たな権力基盤を固めていくことはそう簡単ではないだろう。

 インド経済もかつての7~8%から成長率が5%台に低下。また大量の金購入、石油価格の上昇で

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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