2013年09月06日
2014年1月、FRB総裁のバーナンキは退陣することが決まっている。現在のところ後任候補として取りざたされているのは現副総裁のJ・イエレンとハーバード大学教授のローレンス・サマーズだ。
サマーズはクリントン政権のとき、財務次官、財務副長官、そして財務長官を務めているベテランだ。筆者もL・サマーズはよく知っている。1980~81年ハーバード大学の客員准教授を務めたとき、サマーズは弱冠26歳でハーバード大学大学院を卒業しMITの助教授を務めていた。
天才肌の才人で学生の時から教授と連名で多くの論文をすでに発表していた。当時のハーバード大学・MITにはL・サマーズのほかに、P・クルグマン、J・サックスなどの俊才が揃い極めて華やかな時代だったといえる。
その後サマーズとは国際金融局長・財務官のとき、アメリカのカウンターパートとして一緒に仕事することになった。
筆者が金融国際局長のとき、
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