2013年11月19日
2013年第3四半期(7月~9月期)の四半期別GDP速報が11月14日に公表された。その一部が、雇用者報酬の推計値である。
日本政府自身の推計によると、雇用者報酬の額は、今年の第3四半期には、前四半期(今年4月~6月期)に比べて、年率換算・季節調整済の数字で、246兆1800億円と、前期の246兆5664億円から、0・2%の『減少』であったとのことである。増加ではなく、減少である。前年同期に比べても、0・5%増に過ぎなかった。
雇用者報酬とは、民間部門、政府部門、公共・社会サービス部門など、あらゆる生産活動に従事する雇用者に、現金、現物で支払われた報酬の総額をいう。国民経済(日本経済全体)で生み出される(生産される)付加価値(国内総所得、国民総所得・・・)の内で、雇用者に分配される総額であり、
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