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[3]高齢者市場 視点変えればビジネスになる

多賀谷克彦 朝日新聞東京本社経済部長

 高齢者市場、シルバーマーケットというと、どんなビジネスが思い浮かぶだろう。介護ロボット、配食、見守りサービス、医薬品と幅広い。ただ、どうしても低下した身体機能を補ったり、改善したりする方を考えてしまう。

 介護が必要になる前に手を打つ「介護予防」に対する企業の取り組みを二つ知った。ともに高齢者向けの商材を使っているわけではない。

 一つ目は、神戸市に本社を置くネスレ日本と神戸市のプロジェクト。カギは、小学校区ごとに高齢者のコミュニケーションの場となるカフェを設けることだ。カフェは、高齢者が外に出たり、会話したり、介護予防についての知識を得たりする貴重な機会となる。神戸市が場を設け、呼びかけを担当。ネスレはコーヒーマシンを提供し、栄養や運動に詳しい講師を派遣する。

 ネスレはこれまでも、オフィス、病院などにコーヒーマシンを無償で提供してきた。コーヒーを補充し、金銭管理する協力者「アンバサダー」が全国に9万人いる。ネスレにしてみれば、

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筆者

多賀谷克彦

多賀谷克彦(たがや・かつひこ) 朝日新聞東京本社経済部長

1962年2月21日、神戸市生まれ。4年間の百貨店勤務を経て、1988年朝日新聞社に入る。前橋、新潟支局のほか、東京、大阪本社で経済記者。流通・食品、証券などを担当。編集委員(大阪在勤)、大阪経済部長を経て、2020年10月から東京経済部長。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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