「99%の国民は決して上位1%にはなれない」、格差社会アメリカにうずまく抗議の声
2014年10月06日
『強欲の帝国』はチャールズ・ファーガソンが2012年に出版した。「ウォール街に乗っ取られたアメリカ」について強い警鐘を鳴らした著作である。邦訳は早川書房から2014年4月に発刊されている。
全体としてのアメリカ経済は順調に推移している。2013年の成長率は1.9%。IMFの予測(2014年7月の世界経済見通し)によると2014年は1.7%、15年は3.0%の成長率を達成するとされている。
この成長率は先進国の中でもトップクラスの高さであり、特に2015年の3.0%はイギリス、カナダを上回る先進国中最も高い水準である。失業率も2009年、10年の9.28%、9.63%から大きく低下し、2014年には6.38%まで下がると予測されている。
しかし、こうしたマクロ面での好調さにもかかわらず、
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください