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戦後70年の歴史を考える

これからは日本を世界に発信しよう

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

 2015年は1945年の終戦から70年目にあたる。おそらく、各所で様々な形で70年を記念するイベント等が行われることだろう。

拡大2015年元旦の富士山。戦後70年の歴史をみつめてきた

 1945年から52年までの7年間の占領期を経て、日本は再び独立し、50年代半ばから高度経済成長期に入る。1956~73年度の平均成長率(実質GDP)は9.1%。しばしば10%を越える成長率を達成した。

 1973~74年のオイル・ショックを経て日本経済は安定成長期に入り、1974~90年度の平均成長率は4.2%になった。日本のUSドル建ての一人当たりGDPは1984年にはヨーロッパ先進国を越え、1987年にはアメリカをも抜いて世界の大国の中でナンバーワンになっている。

 円高のせいもあったので、その後アメリカには2001年以降抜き返されるが、1980年代半ばには、日本が欧米先進国並みの、あるいは、それ以上の豊かな国になったのは確かだったのだ。

 1990年代に入ると平均成長率は1%前後になるが、

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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