金融引き締めに転ずる米国とその影響
2015年04月30日
最近の世界の株式市場は、ニューヨークダウが1万8000ドルを超え、日経平均も2万円の大台に乗ってきている。
このところ5年間、ダウ平均は上昇を続けている。2010年4月は1万1009ドル、2011年4月は1万2811ドル、2012年4月は1万3214ドル、2013年4月は1万4840ドル、2014年4月は1万6581ドル、2015年4月は1万8000ドル前後で推移している。金融の量的緩和、低金利の影響で株価が上昇し続けているのだ。
日経平均も2012年から上昇局面に入っている。直近では2万円台を回復する動きも示し、1999年の高値に迫ってきている。
他方、各国の金融緩和を受けて金利は低下し、アメリカの10年債は2%を割り、日本の10年債の金利も0.3%を下回っている。ドイツ国債の金利はさらに低く、10年債の利回りは0.15まで下がってきている。
アメリカがリーマンショック後、
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