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南アの女子陸上選手が投げかけた課題

男性ホルモンのテストステロンの高い女性は、国際競技に出られないのか

小林恭子 在英ジャーナリスト

お詫びと訂正:2016年09月22日に配信した本記事について、筆者の小林恭子さんから不正確な表現があり、修正をしたいという申し出がありました。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した南アフリカのキャスター・セメンヤ選手を巡る出場資格問題で、性分化疾患(DSD)への理解が不十分でした。何らかの原因で性染色体などが非典型的になる疾患で、テストステロンという男性ホルモンの値が高くなるなどといったこともあります。本記事では「両性具有」など適切ではない表現がありました。筆者と編集部の確認が不十分だったことをお詫びするとともに、筆者と相談のうえ、見出しや文章を修正しました。(2019年8月22日、「論座」編集部)

南アのセメンヤ選手は金メダルを獲得した

南アフリカのスポーツ大臣もセメンヤ選手の金メダルを祝福(BBCサイトより)拡大南アフリカのスポーツ大臣もセメンヤ選手の金メダルを祝福(BBCサイトより)

 スポーツ競技で一般的な女性の身体とは異なる特徴を持つ「性分化疾患」の女性選手は、国際競技に出られないのだろうか?

 リオデジャネイロ五輪の陸上競技が開かれた2016年8月20日、南アフリカの陸上競技のキャスター・セメンヤ選手は女子800メートルを1分55秒28で走りきり、金メダルを獲得した。一般的な女性の3倍の男性ホルモン(テストステロン)を分泌する体であると報じられてきた。リオ五輪が残した課題の一つとして、この問題を取り上げてみたい。 ・・・ログインして読む
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筆者

小林恭子

小林恭子(こばやし・ぎんこ) 在英ジャーナリスト

秋田県生まれ。1981年、成城大学文芸学部芸術学科卒業(映画専攻)。外資系金融機関勤務後、「デイリー・ヨミウリ」(現「ジャパン・ニューズ」)記者・編集者を経て、2002年に渡英。英国や欧州のメディア事情や政治、経済、社会現象を複数の媒体に寄稿。「新聞研究」(日本新聞協会)、「Galac」(放送批評懇談会)、「メディア展望』(新聞通信調査会)などにメディア評を連載。著書に『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス(新書)』(共著、洋泉社)、『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)。

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