メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

無料

調査報道ベンチャーをつくる

オンラインメディアの先駆者が講談社を飛び出した。次に挑むのは調査報道の支援だ

WEBRONZA編集部

拡大
 僕が新しいチャレンジをスマートニュースと一緒にやろうと考えたのは、ビジョンにひかれたからです。「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」という意思が明確で、あらゆる情報がバランス良くはいってくるような仕組みにしたいと考えている。社会を両極端にせず、その間のまだらな部分、分散化された部分を大切にする。そうしたメディアとしての社会的責任を、最新のテクノロジーを使って実現するという考えに、強く共感しました。

 ネット上では、いわゆる「極論」が増幅されることが目につくのも事実です。でも、僕はネット自体に悲観していません。今はビジネスモデルがたまたまフェイクニュースや極論を増幅させる仕組みになっているだけで、そういうビジネスモデルがなくなれば、意味のない「極論」は消えていく。

 つまり、設計によってはいいものができるのです。現在は先鋭化したほうがビジネスになるからそうした設計になっているのであって、それを修正していけば状況は変わる。実際、ネット炎上の研究をみても、実は極端な言論はそんなに多くはありません。

 ただし、放っておいて、自然に状況が良くなるわけではありません。良くする努力はしなければならない。新しい仕組みをつくらなければいけない。そのために、いまのネットが抱える問題と向かい合い、良質な情報が次々と入ってくるあたらしいビジネスモデルをつくる。それこそが、できたばかりの『スマートニュース メディア研究所』の大きな役割であると、僕は確信しています。

(構成 WEBRONZA編集部・鮫島浩)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。