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フェイクかどうかを誰が決めるかで議論沸騰

GENサミット報告(下)―救われない内部告発者の苦悩

小林恭子 在英ジャーナリスト

 デジタル時代の内部告発者として、近年著名になった人物と言えば、米軍の機密書類や外交文書を告発サイト「ウィキリークス」を通じて暴露したジュリアン・アサンジ氏、元の情報をウィキリークスに流した米国人元兵士チェルシー・マニング(情報を渡した時点ではブラッドリー・マニング)氏、米国家安全保障局による巨大な情報収集を公にしたエドワード・スノーデン氏などが思い浮かぶ。

 それぞれが公益を目的に情報を表に出したが、自分たち自身は多大な犠牲を払っている。

 アサンジ氏はスウェーデン当局から性的暴行で起訴されたことをきっかけに、スウェーデンから米国に身柄を引き渡されることを恐れて、2012年からロンドンのエクアドル大使館に身を寄せている。現在までに起訴は取り下げられたが、

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筆者

小林恭子

小林恭子(こばやし・ぎんこ) 在英ジャーナリスト

秋田県生まれ。1981年、成城大学文芸学部芸術学科卒業(映画専攻)。外資系金融機関勤務後、「デイリー・ヨミウリ」(現「ジャパン・ニューズ」)記者・編集者を経て、2002年に渡英。英国や欧州のメディア事情や政治、経済、社会現象を複数の媒体に寄稿。「新聞研究」(日本新聞協会)、「Galac」(放送批評懇談会)、「メディア展望』(新聞通信調査会)などにメディア評を連載。著書に『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス(新書)』(共著、洋泉社)、『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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