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日本市場に攻勢をかけるアジアのLCC

吉川忠行 航空経済紙「Aviation Wire」編集長

拡大関西ホノルル線を開設したエアアジアX (筆者撮影)
 アジアのLCC(低コスト航空会社)が、日本市場に攻勢を掛けている。アジア最大のLCCであるエアアジアグループで、中長距離路線を手掛けるエアアジアXが、2010年12月に羽田空港へ就航したのを皮切りに、日本に進出するLCCが徐々に増えてきた。2010年代初めは、日本と東南アジア諸国がオープンスカイ(航空輸送の自由化)に合意した時期だ。

機材の進化が大きな役割

 このころから、訪日外国人の増加が目立つようになり、観光業を中心に「インバウンド特需」に沸くようになった。訪日需要が増えれば、それに応じるようにLCCも便数を増やすという好循環が、アジアのLCCが日本に攻勢を掛けている一因といえる。

 9月4日の台風被害の影響で、インバウンド受け入れの中核を担う関西空港が一時閉鎖された。7日に国内線から一部再開し、21日からは旅客便の運航が通常スケジュールに戻った。

 アジアのLCCが日本へ攻め込む上で、機材の進化も大きな役割を果たしている。これまでLCCが好む180席クラスの小型機は、片道4時間から5時間程度の航続距離が限界だった。しかし、燃費の良い新型エンジンを採用した次世代機では、片道6時間以上のフライトも可能になり、中大型機では需要が見込めない路線でも、まずは小型機で新路線をスタートさせることも可能になった。

 旺盛な訪日需要に応じ、日本市場を攻めるアジアのLCC。一方の国内LCC勢はどのように対応していくのだろうか。

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筆者

吉川忠行

吉川忠行(よしかわ・ただゆき) 航空経済紙「Aviation Wire」編集長

1972年東京生まれ。音楽制作ソフトの輸入代理店に勤務後、2004年ライブドア(現LINE)入社。同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画し、経済・政治・社会分野を取材。2007年に退職後は仏AFP通信社等で取材を続け、2012年に航空経済紙「Aviation Wire」創刊。タイの航空当局が抱える安全性問題などをスクープ。

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