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インド人が選ぶのは、日立か、メルカリか

メルカリはインド人を大量採用。日立はフィリピン人技能実習生を大量解雇

大鹿靖明 朝日新聞経済部記者

拡大外国人新入社員が多数集まったメルカリの新入社員むけ説明会=2018年10月1日、東京・六本木ヒルズ

外国人と「ひと」として付き合う

 フリマアプリのメルカリに10月1日、北はカナダから南はインドまで44人の外国人が入社した。「日本語ができなくても優秀ならば」と創業者でもある山田進太郎会長兼最高経営責任者(CEO)は言う。通訳・翻訳から住宅の世話、さまざまな相談ごとに乗る手厚い支援部門も用意されている。

 安倍政権は外国人労働者の受け入れ拡大の旗を振り、いまや日本で働く外国人は過去最高の約128万人。だが、その「能力」に期待して外国人を採用するメルカリのような事例はまだ少ない。むしろ、安価な賃金で酷使するような事例が後を絶たない。

 朝日新聞の報道によって、経団連会長企業である日立製作所で「技能実習生制度」を利用した問題が浮かび上がった。メルカリと日立の間には、外国人と「ひと」として付き合うのか、それとも「労働力」と見るのか、雇用における思想の違いが横たわっている。

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筆者

大鹿靖明

大鹿靖明(おおしか・やすあき) 朝日新聞経済部記者

1965年、東京生まれ。早稲田大政治経済学部卒。88年、朝日新聞社入社。アエラ編集部などを経て現在、経済部記者。著書に第34回講談社ノンフィクション賞を受賞した『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』を始め、『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』、『ヒルズ黙示録・最終章』、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』、『ジャーナリズムの現場から』がある。近著に『東芝の悲劇』。キング・クリムゾンに強い影響を受ける。

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