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定年後のアイデンティティーを考える

過剰な他者承認を求めない「嫌われる勇気」も必要だ

土堤内昭雄 公益社団法人 日本フィランソロピー協会シニアフェロー

アイデンティティーの喪失

 近年、「キレる」高齢者という言葉をよく聞くように、高齢者の反社会的行為が増えている。例えば鉄道の駅員等に対する暴力行為だ。日本民営鉄道協会の公表資料によると、大手私鉄16社における2017年度の暴力行為は174件発生。22時以降の深夜の時間帯、週末の金曜日に多く、加害者の6割ほどは飲酒しているという。年代別では60代以上が全体の約2割を占め、高齢者が事件の加害者になるケースも多い。

 高齢者による万引き犯罪も増加しており、

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筆者

土堤内昭雄

土堤内昭雄(どてうち・あきお) 公益社団法人 日本フィランソロピー協会シニアフェロー

1977年京都大学工学部建築系学科卒業、1985年マサチューセッツ工科大学大学院高等工学研究プログラム修了。1988年ニッセイ基礎研究所入社。2013年東京工業大学大学院博士後期課程(社会工学専攻)満期退学。 「少子高齢化・人口減少とまちづくり」、「コミュニティ・NPOと市民社会」、「男女共同参画とライフデザイン」等に関する調査・研究および講演・執筆を行う。厚生労働省社会保障審議会児童部会委員(2008年~2014年)、順天堂大学国際教養学部非常勤講師(2015年度~)等を務める。著書に『父親が子育てに出会う時』(筒井書房)、『「人口減少」で読み解く時代』(ぎょうせい)など。

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