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カナダとフランス「AIに関する国際パネル」設立

倫理的観点からの議論呼びかけ、主導権狙う

佐藤仁 学術研究員/ジャーナリスト

AI発展の究極として懸念されているキラーロボット

 カナダとフランスがイニシアティブをとるパネルでは、AI利用に関するデータ収集やプライベートなデータへのアクセス、AIに仕事を奪われることになる「未来の働き方」、「AIと人権」など幅広に議論が行われる予定だが、国際社会においてAIとロボットの発展で一番懸念されているのが、自律型殺傷兵器(Leathal Autonomous Weapons Systems:LAWS)やキラーロボットの登場だ。つまり、キラーロボットが人間を介さずにロボット自身の判断で人間を攻撃してくることだ。SF映画のような話だが、キラーロボットが登場しないように既に国連などでも議論が行われているが、各国での足並みは揃っていない。そのようなキラーロボットが実現すれば、従来の戦争の在り方や人間とロボットの関係が大きく変わることになる。

 フランスでは、パルリ軍事大臣が2018年3月に、AIを活用した次世代コックピット開発プロジェクトを明らかにした。「Man-Machine-Teaming(MMT)」と呼ばれるプログラムでは、

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筆者

佐藤仁

佐藤仁(さとう・ひとし) 学術研究員/ジャーナリスト

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割などに関して研究しています。例えば、情報通信技術や国際秩序や安全保障体制をどう変化させたのか、そして新たなデジタルメディアやポップカルチャーなどコンテンツによって人間の行動パターンと文化現象はどのように進化してきたのかを解明していきたいと思っています。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

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