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狭い東大にベンチャーキャピタルが二つもできた

アベノミクスで成長した官製金融。使い切れないおカネは返して

大鹿靖明 朝日新聞経済部記者

拡大KPG_Payless/shutterstock.com

安倍政権が乱造した官民ファンド

 安倍政権が乱造してきた官製ファンドは問題だらけだ。

 日本版ソブリン・ウエルス・ファンドを作るとして鳴り物入りで登場した「産業革新投資機構」は、役員らの高額報酬が問題になったうえ、経済産業省が箸の上げ下げに介入して民間出身役員が総退陣し、発足間もなくに難破した。

 農林水産省の「農林漁業成長産業化支援機構」は、農林漁業者にリターンを求めるファンド形態で資金支援する政策自体が無理筋だった。

 そしてもう一つ。資金需要を上回るお金を渡したため使い切れず、多くが銀行預金に眠ったままの官民ファンドがある。文部科学省が東大など4大学に出資した「官民イノベーションプログラム」が、それである。

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筆者

大鹿靖明

大鹿靖明(おおしか・やすあき) 朝日新聞経済部記者

1965年、東京生まれ。早稲田大政治経済学部卒。88年、朝日新聞社入社。アエラ編集部などを経て現在、経済部記者。著書に第34回講談社ノンフィクション賞を受賞した『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』を始め、『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』、『ヒルズ黙示録・最終章』、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』、『ジャーナリズムの現場から』がある。近著に『東芝の悲劇』。キング・クリムゾンに強い影響を受ける。

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