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私は娘に全国学力調査を受けさせない

点数競争が過熱し、NY州では24万人の親が拒否。誰のため、何のための学力調査か

鈴木大裕 教育研究者 土佐町議会議員

アメリカを駆け巡った1枚の写真

 私たちは、「学力向上」の名の下に子ども達を追い詰めてはいないだろうか。

 2014年、アメリカで、泣きながら宿題をする7歳児の写真がソーシャルメディアを駆け巡った。その写真には、写真家でもある母親の言葉が添えられていた。

「これは私の娘…そしてこれは彼女を撮った中で、私が嫌いな初めての写真」

 この写真が人々の共感を呼んだ背景には、アメリカで過熱する学力テストの点数競争、模擬試験や宿題の激増、そして子どもへの重圧を懸念する世論の高まりがあった。

拡大by KELLY POYNTER

 この写真を見た日本のあなたは、何を感じるだろうか。

 同じようにしんどい思いをしている子が、実は周りにもいるのではないだろうか。

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筆者

鈴木大裕

鈴木大裕(すずき・だいゆう) 教育研究者 土佐町議会議員

16歳で米国に留学。1997年コールゲート大学教育学部卒、1999年スタンフォード大学大学院修了(教育学修士)。日本に帰国し2002年から千葉市の公立中に英語教諭として6年半勤務。2008年に再渡米し、フルブライト奨学生としてコロンビア大学教育大学院博士課程へ。現在は高知県土佐町で教育を通した町おこしに取り組むかたわら、執筆や講演活動を行う。著書に『崩壊するアメリカの公教育:日本への警告』(岩波書店)

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