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ナショナリズム台頭でEUの将来は?

英国、ドイツ、フランス、イタリア……。反EU機運が高まり、歴史的曲がり角に

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

高まる反EUの機運

拡大koya979/shutterstock.com
 他方、EU国内では物・金・人の流れが自由になっているため、難民の流入等が政治問題化し、2016年のイギリスの国民投票ではEU離脱派が勝利し、イギリスは離脱の条件をEUと協議しているが、交渉は難航し、イギリスは合意なしの離脱か、長期延期かの選択をせまられている。

 イギリス以外でもEU離脱の動きは強まってきており、ドイツではドイツのための選択肢(AfD)が連邦議会で92議席(総議席は631)を獲得し、反EUを掲げ、野党第一党になっている。ドイツではキリスト教民主同盟(CDU)党首のメルケル首相が退任を表明し政局の混乱が続いている。

 フランスでも

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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