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高校当時の米国と今の米国

 会議終了後、そして翌日の4月13日、ニューヨークを散策し、食事をしたが、久し振りのニューヨークの印象はむしろネガティブなものだった。

 筆者が始めて渡米したのは、今から60年前、1958~59年だった。アメリカン・フィールド・サービスという高校生の留学制度によって、ペンシルベニア州のヨーク市のアンダーソン家に1年お世話になったのだ。

 同じ高校3年生のジム・アンダーソン氏とともにヨーク高校に1年間通い卒業することができた。帰国して日比谷高校の2年生に戻ったのだが、大学はヨーク高校卒業の資格で入学したので、日比谷高校は卒業していない。

 高校で留学した時は、アメリカが輝いて見えた。 ・・・ログインして読む
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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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