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ジャパンディスプレイの敗北 経産省介入派の挫折

仮想敵の台湾、中国勢への身売り。利益を得たのは誰なのか

大鹿靖明 ジャーナリスト・ノンフィクション作家(朝日新聞編集委員)

「民間マネーを官が吸い上げただけで終わった」

拡大記者の質問に答えるジャパンディスプレイ(JDI)の月崎義幸社長(左)=2019年4月12日、東京都港区
 JDIが設立されるにあたって革新機構は2012年、出資比率の70%にあたる2000億円を出資した。そのわずか2年後にはJDIを東証に上場し、革新機構はJDI株の約46%を売り出すなど1600億円余の収入を得て、それまでの累積損失を一掃した。

 革新機構幹部には、このときまでに秘かに成功報酬制度が導入されていたことが、後に私たち朝日新聞の報道によって明らかになっている。

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筆者

大鹿靖明

大鹿靖明(おおしか・やすあき) ジャーナリスト・ノンフィクション作家(朝日新聞編集委員)

1965年、東京生まれ。早稲田大政治経済学部卒。ジャーナリスト・ノンフィクション作家。88年、朝日新聞社入社。著書に第34回講談社ノンフィクション賞を受賞した『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』を始め、『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』、『ヒルズ黙示録・最終章』、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』、『ジャーナリズムの現場から』、『東芝の悲劇』がある。近著に『金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿』。取材班の一員でかかわったものに『ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相』などがある。キング・クリムゾンに強い影響を受ける。レコ漁りと音楽酒場探訪が趣味。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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