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トランプは自動車関税を上げられない

対メキシコ交渉や自動車関税引き上げ問題は、対中貿易戦争とは違う

山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

拡大米連邦議会で一般教書演説を行うトランプ大統領=2019年2月5日、ワシントン

自動車関税引き上げには超党派の反対

 もう一つは、「トランプ貿易政策の転換?」(2019年5月24日付)で述べたように、予算制定権と同様、関税や通商問題の権限は、本来議会の権限なのに、トランプが勝手に運用し、その権限を侵そうとしていることに対する党派を超えた議会の反発である。

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筆者

山下一仁

山下一仁(やました・かずひと) キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

1955年岡山県笠岡市生まれ。77年東京大学法学部卒業、農林省入省。82年ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。08年農林水産省退職。同年経済産業研究所上席研究員。10年キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。20年東京大学公共政策大学院客員教授。「いま蘇る柳田國男の農政改革」「フードセキュリティ」「農協の大罪」「農業ビッグバンの経済学」「企業の知恵が農業革新に挑む」「亡国農政の終焉」など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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