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不安を和らげる「情報源の多様化」

無意識の「エコーチェンバー構築者」にならないために

小林啓倫 経営コンサルタント


拡大Photo: graphbottles/Shutterstock.com

意識的に探しに行かなければ情報の多様性は広がらない

 前回の記事で、アマゾン傘下にある企業が、ユーザーが住む地域のローカル犯罪情報を配信するアプリを提供していることについて解説した。このアプリに対しては、犯罪被害を抑制するという目的は認めつつも、犯罪ばかり取り上げる情報源に接することで、ユーザーが余計な不安を煽られたり、偏見や憎悪を増したりするのではないかといった指摘がなされている。実際に、メディア接触のあり方によって現実に対する認識が変化するという研究は他にもなされており、「ネガティブな情報に触れすぎると必要以上に不安を覚えるようになる」というのは、体感的にも頷けるところがあるのではないだろうか。

 その上で考えられるのは、異なる視点を持つ複数の

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筆者

小林啓倫

小林啓倫(こばやし・あきひと) 経営コンサルタント

1973年東京都生まれ、獨協大学外国語学部卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動。著書に『FinTechが変える!金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス』(朝日新聞出版)、『今こそ読みたいマクルーハン』(マイナビ出版)、訳書に『ソーシャル物理学』(アレックス・ペントランド著、草思社)、『データ・アナリティクス3.0』(トーマス・H・ダベンポート著、日経BP)など多数。また国内外にて、最先端技術の動向およびビジネス活用に関するセミナーを手がけている。

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