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フィルターがニュースとの接し方を変える?

「見たくない記事」を回避する 英国BBCの実験

小林啓倫 経営コンサルタント

フィルターは私たちのニュース消費を改善してくれるか

 ただこれらの意見は、あくまで「フィルターが上手く機能しないだろうから使わない」という姿勢であり、上手く機能するよう改善が行われれば態度は変わるかもしれない。 

 たとえば特定のウェブサイトを対象にするのではなく、ウェブブラウザー自体が表示されるコンテンツをすべてチェックして、フィルターをかけるようにするといった対応も考えられるだろう(ちょうど現在のアンチウィルスソフトが行っているように)。また実際にBBCの開発チームは、今回のフィードバックを受けて、フィルターをかける時間の長さや時間帯を設定する機能を追加する予定としている。朝からネガティブな気持ちになりたくないので、午前10時までは殺人事件のニュースは非表示にする、といった活用もできるようになるかもしれない。

 一方で今回の被験者からは、フィルター自体に対する疑問の声も

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筆者

小林啓倫

小林啓倫(こばやし・あきひと) 経営コンサルタント

1973年東京都生まれ、獨協大学外国語学部卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動。著書に『FinTechが変える!金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス』(朝日新聞出版)、『今こそ読みたいマクルーハン』(マイナビ出版)、訳書に『ソーシャル物理学』(アレックス・ペントランド著、草思社)、『データ・アナリティクス3.0』(トーマス・H・ダベンポート著、日経BP)など多数。また国内外にて、最先端技術の動向およびビジネス活用に関するセミナーを手がけている。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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