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国連で怒ったスウェーデンの少女グレタの思い

肉を食べないスウェーデンの少女とステーキを食べに行った日本の環境大臣

山口智久 朝日新聞オピニオン編集部次長

世界が注目するスウェーデンの少女

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが国連本部でスピーチしたことを伝える日本での報道を見て、いつもの彼女とは違って激しく怒りをあらわにしていて、驚いた。

 彼女は昨年暮れからダボス会議、COP24、欧州議会、アメリカ連邦議会などでも発言しているが、内気な感じで話すのが彼女の特徴だ。気候行動サミットに集まった各国首脳のやる気のなさに、相当失望したのだろうか。

 彼女についてあまり報道されてこなかった日本では、怒れる少女が突然登場して戸惑った人も多かったのではないか。

 なぜ彼女が注目されているのか、もう一度振り返ってみたい。

拡大座り込みをするグレタ・トゥンベリさん=グレタさんのフェイスブックから

 グレタさんは2003年にストックホルムで生まれた。父親は俳優でプロデューサーのスヴァンテ・トゥンベリさん、母親はオペラ歌手のマレーナ・エルンマンさんで、スウェーデンではそれなりに知られているようだ。

 グレタさんは8歳の時、地球温暖化について知った。

 人間の暮らし方によって生まれた現象で、照明を消したり、リサイクルしたりするように言われた。人類が、地球の気候を変えられることが不思議でならなかった。

 そんな大変なことが起きているのであれば、どうしてラジオや新聞はもっと報じないのか。どうして化石燃料を燃やすのが悪いのなら、規制がなく、違法化されないのか。疑問は膨らむばかりだった。

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筆者

山口智久

山口智久(やまぐち・ともひさ) 朝日新聞オピニオン編集部次長

1970年生まれ。1994年、朝日新聞社入社。科学部、経済部、文化くらし報道部で、主に環境、技術開発、社会保障を取材。2011年以降は文化くらし報道部、経済部、特別報道部、科学医療部でデスクを務めた。2016年5月から2018年10月まで人事部採用担当部長。

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