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トランプ再選の命運を握るコロナウイルス

トランプ政権3年間の株価上昇は一気に吹き飛んだ。11月の大統領選時点でどうなるか

山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

3年間の上昇を一気に消した株価

 トランプ大統領は順調に上昇を続けてきた株価も、彼の成果として強調してきた。

 彼の主張からすれば、中国との貿易戦争も米国の貿易赤字を縮小することが狙いだったはずである。しかし、2019年の夏ごろまで、米国の貿易赤字はむしろ拡大していた。トランプの政策は逆効果となっているのではないかと、当時ワシントンのシンクタンクの友人に指摘したところ、トランプにとって重要なのは株価だけで、それ以外の数字は重要ではないのだという答えが返ってきた。

 株価もこれまでは順調だった。2017年1月の就任時に19864だったダウ平均株価は今年2月12日に29551のピークを打つまで、実に1.5倍に上昇した。

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筆者

山下一仁

山下一仁(やました・かずひと) キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

1955年岡山県笠岡市生まれ。77年東京大学法学部卒業、農林省入省。82年ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。08年農林水産省退職。同年経済産業研究所上席研究員。10年キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。20年東京大学公共政策大学院客員教授。「いま蘇る柳田國男の農政改革」「フードセキュリティ」「農協の大罪」「農業ビッグバンの経済学」「企業の知恵が農業革新に挑む」「亡国農政の終焉」など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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