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日本の「祝日」を減らそう

年間16日も祝日がある国は先進国では日本と韓国だけだ

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

日韓は祝日が多い

 現在、日本の祝日は16ある。元旦(1月1日)、成人の日(1月の第2月曜日)、建国記念日(2月11日)、天皇誕生日(2月23日)、春分の日(太陽が春分点を通る日―3月20日頃)、昭和の日(4月29日)、憲法記念日(5月3日)、みどりの日(5月4日)、こどもの日(5月5日)、海の日(7月第3月曜日)、山の日(8月11日)、敬老の日(9月の第3月曜日)、秋分の日(太陽が秋分点を通る日、9月23日頃)、スポーツの日(10月の第2月曜日)、文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)である。

 年間16日も祝日がある国は先進国では日本と韓国だけだ。アメリカは10日、フランスは11日、ドイツは9日、イタリアは11日、イギリスは8日となっている。

 例えば、アメリカは新年(1月1日)、キング牧師誕生日(1月20日)、ワシントン誕生日(2月17日)、戦没者追悼記念日(5月25日)、振替休日・独立記念日(7月3日)、独立記念日(7月4日)、労働者の日(9月7日)、コロンブス・デー(10月12日)、退役軍人の時(11月11日)、感謝祭(11月26日)、クリスマス(12月25日)の10日。

 ドイツは新年(1月1日)、聖金曜日(4月10日)、復活祭翌日の月曜日(4月13日)、メーデー(5月1日)、キリスト昇天祭(5月21日)、聖霊降臨祭翌日の月曜日(6月1日)、ドイツ統一の日(10月3日)、第1クリスマス(12月25日)、第2クリスマス(12月26日)の9日になっている。

 多くの国々の祝日は独立や統一の記念日やクリスマス等宗教的記念日が多く、日本のように「山の日」や「海の日」「スポーツの日」等は見られない。どうも、日本は祝日を増やすために無理に不自然な祝日をつくったようにも思える。

 確かに、ユダヤ教の安息日である土曜日が休日になる国が多いことから、土曜日も原則として働いていた日本で、祝日が多いのは自然だったのかもしれないが、昨今は土曜も休むところが多くなっているので、土日、祝日を加えると、日本の休みがきわだって多くなってきてしまっているのだ。

拡大Hybrid Gfx/Shutterstock.com

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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