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【1】テレワーク、便利な点と要注意点

新型コロナ流行で進むテレワーク。便利なツールが多々ある一方、要注意点も多い。

斎藤幾郎 テクニカルライター


LINEやFacebookには一定の配慮が必要

 ただし、LINEやFacebookは電子メールと違って、一人が「個人用アドレス」と「仕事用アドレス」を切り替えるような使い方を前提にしていない。そのため、アプリの設定や使い方には一定の配慮が必要となる。プライベートで愛用しているサービスを仕事で使うことに抵抗を感じる人がいるかもしれない。

 もう少しはっきり公私の区別をつけられるサービスを使いたければ、ビデオミーティングサービスのZoom(ズーム)やマイクロソフト傘下のコミュニケーションサービスSkype(スカイプ)などを試すのもいい。職場のコミュニケーションのデジタル化をさらに推進するのであれば、「ビジネスチャット」と呼ばれるサービスのひとつであるSlack(スラック)なども視野に入る。ビジネスチャットは、組織単位の契約で導入するのが一般的だが、Slackは個人登録でも使えるため、小さいグループで草の根的に導入しやすい。

電子メール・ファイルを扱う際の注意

 業務の基本となる電子メールやファイルの扱いにも、テレワークならではの悩みがある。職場の電子メールやファイルを自宅から利用する仕組みが整っていないと、個人のメールアドレスを使った仕事のメールの送受信や、ファイルの取り扱いについて工夫しなくてはならないのだ。

 グーグルやマイクロソフトなどの無料メールサービスやファイル保存サービスを組み合わせると、仕事を効率的に進められるようになる。しかし、外部からの攻撃や利用者のミスが原因で情報漏洩につながってしまうことも多い。適切な設定や使い方を身につける必要がある。

 しかし、自宅でのテレワークで最初に問題となるのは、パソコンなどの機材や通信環境が整っているかどうかだろう。システムやセキュリティーのトラブルに備えた使い方が重要になる。また、スマートフォン中心の生活で、自宅にインターネット接続用の固定回線を契約していなければ、パソコンをスマートフォン経由でインターネットに接続する方法も把握しておかなくてはならない。

 「テレワーク」に従事する人が急増した関係で、パソコンに接続するカメラ、いわゆる「ウェブカメラ」が品薄になり、入手困難な状態が続いている。そこで生かせるのがスマホだ。次回は、手持ちのスマホをウェブカメラの代わりに使う方法を紹介しよう。

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筆者

斎藤幾郎

斎藤幾郎(さいとう いくお) テクニカルライター

1969年、東京都生まれ。テクニカルライター。累計230万部を超えた「パソコンで困ったときに開く本」「スマホで困ったときに開く本」(朝日新聞出版)の監修、執筆を担当する。日経パソコンなど、パソコン誌を中心に執筆。入門者向けの解説に定評がある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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