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コロナ危機克服へ米ローマー教授の奇抜な提言

安心できる経済再開の道を考える

小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

大不況を克服するために

 これほど巨額の税金を投じてまで大規模な検査をすべきだという理由として教授が挙げるのは大不況の克服である。

 「ロックダウン(都市封鎖などの厳しい外出制限)をすれば、米国経済は月間の生産が5000億ドル減るだけでなく、将来にわたり生産能力を減らしてしまう。明確な感染封じ込め政策なしにロックダウンを解除しても、恐怖と不確実性のために月当たり4000億ドルもの生産の減少は免れず、(景気テコ入れの)金融政策もあまり効かないし、人命や健康面で大きな犠牲を伴う」という

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で記者をしてきた。近年は日本の経済政策や世界金融危機など取材。2009年5月から東京本社論説委員室勤務、11年4月からは編集委員も務め、14年4月から現職。著書に「財政構造改革」「消費税をどうするか」(いずれも岩波新書)、「デフレ論争のABC」(岩波ブックレット)。

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