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コロナ危機克服へ米ローマー教授の奇抜な提言

安心できる経済再開の道を考える

小此木潔 ジャーナリスト、元上智大学教授

大不況を克服するために

 これほど巨額の税金を投じてまで大規模な検査をすべきだという理由として教授が挙げるのは大不況の克服である。

 「ロックダウン(都市封鎖などの厳しい外出制限)をすれば、米国経済は月間の生産が5000億ドル減るだけでなく、将来にわたり生産能力を減らしてしまう。明確な感染封じ込め政策なしにロックダウンを解除しても、恐怖と不確実性のために月当たり4000億ドルもの生産の減少は免れず、(景気テコ入れの)金融政策もあまり効かないし、人命や健康面で大きな犠牲を伴う」という

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) ジャーナリスト、元上智大学教授

群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。経済部員、ニューヨーク支局員などを経て、論説委員、編集委員を務めた。2014~22年3月、上智大学教授(政策ジャーナリズム論)。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)など。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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