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長寿の秘訣は「平等社会」

長寿国日本~世界でナンバー・ワン

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

「女性の方が長生き」のわけ

 自立した生活が出来る期間は「健康寿命」と呼ばれるが、日本は74.8歳。此処でもシンガポール(76.2歳)に次ぐナンバー・ツー。平均寿命と同様、G7の中ではナンバー・ワンとなっている。フランス73.4歳、カナダ73.2歳、イタリア73.2歳、イギリス71.9歳、ドイツ71.6歳、アメリカ68.5歳になっている。平均的日本人は、例えば、平均的アメリカ人より5.7年長生きをし、又、健康寿命でも6.3年長くなっている。

 世界のほとんどの国で女性の方が男性より長生きしているが、その理由として、先天的な生物学的要因と後天的な社会文化的要因が挙げられている。人間だけでなく、他の生物についても、雌は雄よりも長生きであるという。これは子孫を残し、種を存続させるための自然の摂理でもあるという。

 しかし、人間の男女の寿命にかくも大きな開きがあるのは、後天的ないし社会文化的要因によるところが大きいという。

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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