これから時代の中心となっていくミレニアル世代(1983年~1994年生まれ、おおよそ現在の26~37歳)とZ世代(1995年~2003年生まれ、おおよそ現在の17~25歳)は、インターネット環境が整ったころに育った最初の世代で、これまでの世代とは大きく価値観が異なると言われる。
その働き方や仕事観の特徴としては、よく下記のようなものが挙げられる。
・プライベートも重視する
・転職活動に対して抵抗がない
・働き方に柔軟性を求める
・起業やフリーランスなどの独立意識が高い
「個」に重きを置く日本の若者、「仕事内容」や周囲を挙げる世界
特に日本においては、長時間労働や年功序列、男尊女卑が根強く残る職場がいまだに多いことから、ワークライフバランスやフラットさを重視している若者が多い。
実際、デロイトトーマツグループが毎年実施している、「ミレニアル年次調査2020年版」を見てもその特徴が明らかになっている。
グローバルでは、ミレニアル世代の働くモチベーションとして、「仕事の内容」(72%)に次ぎ、「同僚」(70%)、「職場環境」(66%)、「チームワークやコラボレーション」(66%)といった自分の周囲を挙げる傾向が見られた。
一方、日本では「自分らしく働ける職場風土・インクルーシブネス」(48%)、「ワークライフバランス」(48%)が上位。個に重きを置く傾向が見られ、「仕事の内容」は4位となった。

デロイトトーマツグループ「ミレニアル年次調査2020年版」から
参加者募集 8月3日開催オンラインイベント「どうするコロナ時代のシューカツ・働き方」