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「仕事内容」よりも「ワークライフバランス」を重視するミレニアル世代・Z世代

企業と日本社会はどう応えるべきなのか

室橋祐貴 日本若者協議会代表理事

「働き方改革」放置では、学生に選ばれない時代

 また、HR総研が2020年6月に「楽天みん就」と共同で、2021年卒学生に対して行ったアンケート調査結果でも、9割近くが働き方改革の取り組み状況が「気になる」としており、働き方改革を放置していては学生に選ばれない時代が到来しつつある。

HR総研×楽天みん就「2021年卒学生の就職活動動向調査 結果報告【就職意識編】」から拡大HR総研×楽天みん就「2021年卒学生の就職活動動向調査 結果報告【就職意識編】」から

 コロナ禍の就職活動においても、すぐさまコロナに対応した企業とそれ以外では、学生からの評価は大きく分かれており、働き方に関しても同様の姿勢が求められている。

 「オンライン化への対応が遅い、またはコロナの影響下でも対面を求めてくる企業に対しては志望度が下がった」(文系・早慶大クラス)
 (※ 同アンケート調査の結果から引用)

 また、単なる「掛け声」ではなく、具体的な数字を確認しており、制度の有無、制度の中身、実際の利用率、そして育休後の復帰率で企業の良否を判断している。

 学生が企業に期待するものとして、下記が挙げられた。

 「くるみんマークを取得している」(文系・その他私立大)
 「くるみんマーク。女性でも長く働けるから」(文系・上位私立大)
 「くるみんマーク、えるぼしマークの取得」(理系・中堅私立大)
 「育休後の復帰率が高い」(理系・上位国公立大)
 「育休制度の充実」(文系・中堅私立大)
 「会社の近くに託児所がある」(文系・中堅私立大)
 「残業時間を減らす取り組み」(文系・早慶大クラス)
 「有休の平均取得日数が高い会社や有休日数、月の残業時間をしっかりと説明してくれる企業は印象がよかった」(理系・その他私立大)
 (※ くるみんマークとは国から「子育てをサポートする働きやすい企業」と認定された証。えるぼしマークも同じく女性活躍推進に関する状況などが優良な企業に発行される認定マーク)

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筆者

室橋祐貴

室橋祐貴(むろはし・ゆうき) 日本若者協議会代表理事

慶應義塾大学経済学部卒、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士2年。若者の声を政策に反映させる「日本若者協議会」(https://youthconference.jp/)代表理事。専門・関心領域は政策決定過程、社会保障、財政、労働政策、若者の政治参画など。Yahoo!ニュース個人等で寄稿中。 SNSアカウント https://twitter.com/Yuki_muro https://www.facebook.com/YukiMurohashi

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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