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 イギリスの旅行家・紀行作家のイザベラ・バードは「日本奥地紀行」(高梨健吉訳、平凡社ライブラリー、2000年2月)で次のように書いている。

 私はそれから奥地や蝦夷を1200マイルにわたって旅をしたが、全く安全でしかも心配もなかった。世界中で日本ほど婦人が危険にも無作法にも合わず、まったく安全に旅行が出来る国はないと信じている。

 このバードの記述、つまり1878年の体験によって書かれた一節は、現代の旅行記に出てきたとしても、何の不思議もないだろう。江戸時代から明治、大正、昭和、平成、令和を通じて日本は極めて安全な国だと言えるのだろう。

 下の図はOECD諸国の犯罪率の比較だが、日本はスペイン、ハンガリーなどと並んでもっとも犯罪が少ないグループに属している。明治時代にバードが語ったことは、現在でも充分当てはまるという訳なのだ。

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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