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論座編集部

乗っても強いられる「我慢」

日本若者協議会・古田亮太郎さん拡大日本若者協議会・古田亮太郎さん

 一方で、「レールに乗った」と思っても、明るい未来が待っているとは限りません。神津さんは「少なからず、みんな我慢して勤めている」と表現しました。それに通じる指摘は若手の側からもありました。

 大学1年の古田さんは、若者の声を政治に反映させることをめざす「日本若者協議会」の労働政策委員会に所属しています。そのきっかけは、夜、電車に乗っていて「くたびれたおじさんたち」をみかけたことだったそうです。有給休暇の制度があっても思うようにとれない。みずからの意思にかかわらず転勤を強いられる。そんな働き方に違和感を示し、「いまから就職する人たちが求めていることのひとつに『自律性』がある」「コロナの渦中、労働という概念を見直していけたらと思っている。自分たちの生活を豊かにする『手段』として労働があればいい」と問いかけました。

 言いたいことも言えず、「我慢」を強いられるのは、就職してからだけではありません。

 町田さんは、大学院でジェンダーの研究をしており、就活生に対するハラスメント防止を求める署名を厚生労働省に提出したこともあります。しかし、OB・OG訪問の際に、「ジェンダーについて勉強しているということは、あまり言わないほうがいい」「署名を提出したことも言わないほうがいい」と言われたそうです。「自分が勤める会社でジェンダー不平等が起きていないかに目を向け、何かひとつ変えてみる。それが繰り返されれば、就活生も入りやすくなる」と、おとなと企業側にも努力を求めました。

お笑いジャーナリスト・たかまつななさん拡大お笑いジャーナリスト・たかまつななさん

 たかまつさんは、7月いっぱいでNHKを退職し、「時事YouTuber」として活動する道を選びました。より自由な立場で、「若者に刺さる」社会問題解決型の番組をつくりたいと考えたからです。

 たかまつさんは「いきなり外に出てやるのは不安だと思うし、大企業に入ることは否定したくない」としつつ、これからの雇用は流動的になるという見方を示しました。30代、40代になって「これをやりたいのかも」と思い、転職するのも不幸なことじゃない。そもそも、大学を卒業する時に、やりたいことがみつかっている人はめずらしい。夢をみつけている人をみても焦らず、「いまの自分を全力で認めてほしい」と就活生に呼びかけました。

木之本敬介・あさがくナビ編集長拡大木之本敬介・あさがくナビ編集長

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