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首相退陣会見で見えたコロナ対策と経済再生の課題

アベノミクスの限界と失敗を超えて政策転換を

小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

遅ればせのコロナ対策

 首相は今後の具体的なコロナ対策については、政府の対策本部の決定内容を引用する形で検査体制の強化などについて述べた。

 重症化リスクが高いのは高齢者や基礎疾患のある人々であるから「一人でも多くの命を守るためには、こうしたみなさんへの対策が最大のカギとなる。冬に向けてはコロナに加え、インフルエンザなどの流行で発熱患者の増加が予想される。医療の負担軽減のため、重症化リスクの高い方々に重点を置いた対策へ今から転換する」「まずは検査能力を抜本的に拡充する。冬までにインフルエンザとの同時検査が可能となるよう、1日20万件の検査体制を目指す」と目標を掲げた。

 また、高齢者施設や病院では、

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

ジャーナリスト、上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で取材。論説委員、編集委員を経て2014年から現職。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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