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日本に「革命」は似つかわしくない~穏やかな「方針転換」だった明治維新

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

政策的には幕府の正しさが証明され、権力闘争では幕府が敗れた

 尊王攘夷から尊王開国へのこの転換は、大きなねじれを内包したものだった。つまり、政策的には幕府の正しさが証明され、権力闘争では幕府が敗れたという事だ。

 西郷隆盛は明治維新後、「尊王攘夷というのはね。ただ幕府を倒す口実よ」と述べているが、おそらく、彼も薩英戦争の前は攘夷を信じていたのではないだろうか。

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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