メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

脱炭素を原発推進の口実にしてはいけない

緊張感を失った経産省主導の原発推進など国民は望んでいない

小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

小泉環境相への疑問

 10月27日付朝日新聞朝刊の報道によれば、これまで2050年までに「80%削減」という目標を掲げてきたが、これを「ゼロ」にした背景には梶山弘志経産相と小泉進次郎環境相の積極的な進言があったという。首相もNHKの番組で二人をこの新政策がらみで留任させたむねを語った。

 しかし、これは釈然としない。石炭や天然ガスによる発電を抑制することでは一致できるとしても、果たして原発の再稼働や新増設という原子力利用の拡大について小泉環境相も積極的に賛成して

・・・ログインして読む
(残り:約2774文字/本文:約4134文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

ジャーナリスト、上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で取材。論説委員、編集委員を経て2014年から現職。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

小此木潔の記事

もっと見る